2013年2月18日月曜日

エクセルで特定の文字列を含むセルに色を付ける【備忘録】

【問題】
ある文字を目立たせたい

【状況】
似たようなデータがたくさんあり,ある特定の文字の入っているセルを目立たせたいとき
つまり,色を付けて浮かび上がらせるような感じにしたかった。
関数は何を使うのかと思ったら,エクセルのバージョンでやり方が異なっていた。

【対応】
Excel 2010/2007では,「セルの強調表示ルール」の「文字列」を。
Excel 2003/2002では,SEARCHなどの関数による条件式を。



【具体的に】
~~Excel 2010/2007の場合~~

①「ホーム」タブをクリックして,セル範囲を選択する

②「条件付き書式」のメニューから「セルの強調表示ルール」→「文字列」を選ぶ

③適当な書式を選んで,「OK」ボタンをクリックする
 選んだ書式は,すぐにセル範囲で適用される

④指定文字列を含むセルが設定した書式で強調される




~~Excel 2003/2002の場合~~

①セル範囲を選択する

②「書式」メニューから「条件付き書式」を選ぶ

③「数式が」を選んで次のような数式を入力し,適当な書式を設定し,「OK」ボタンをクリックする

=NOT(ISERROR(SEARCH("検索文字列",A1)))

【この関数の解説】
A1は,
条件付き書式の数式は,セル範囲の先頭セルが対象となるので,その表において先頭セルを対象として指定する。

SEARCH関数は,
指定した文字列を指定セルで検索し,その文字列が最初に現れる左端からの位置を番号で返す関数。「SEARCH(検索文字列, 対象, 開始位置])」という書式で使う(「開始位置」は省略可能)。

「検索文字列」が見つからなかった場合には,SEARCH関数はエラー値「#VALUE!」を返す。

ISERROR関数は,
エラー値(#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME?、#NULL! のいずれか)が返されたときに「TRUE」を返す関数

NOT関数は,
このISERROR関数の結果を反転させる。
「TRUE」なら「FALSE」に,「FALSE」なら「TRUE」を返す。

まとめると,
指定文字列が見つからなかったときは「FALSE」となって書式は適用されない。
指定文字列が見つかったときにだけ「TRUE」となって書式がそのセルに適用される。





0 件のコメント: